ワールドカップ・サッカー、イタリア対韓国。色々物議を醸しているようだが。

まず、ワールドカップと五輪の違い。
・オリンピック　　＝参加することに意義がある。
・ワールドカップ　＝参加しただけではダメ、勝つことに意義がある。

有名な”サッカー戦争”。１９６９年、ホンジュラスとエルサルバドルが予選を
キッカケに３ヶ月の戦争に発展した。
（余談）エルサルバドルが空爆を開始したのは小生が誕生した翌日だった。(1969.7.14)

１９９４年アメリカ大会ではオウンゴール（自殺点）してしまったコロンビアのエスコバル選手が
帰国後、４人組によって射殺された。

国の威信が懸かっているわけだ。韓国のアン・ジョン・ファン選手がペルージャを
クビになった件は事前に決定していたらしいが、ペルージャのガウッチ会長の発言は
ナショナリストとしてのモノである。決して大げさではないのだ。
戦いなのだから、あの気持ちがないと。負けて帰ったら殺されるくらいの気持ち。

今回の韓国の状況にはいささか閉口している。
政治、経済問題にリンクさせすぎている気がしてならない。
”経済復興が第一、そのために勝利”という感じだ。
確かにFIFAからの報酬は大きい。

出場チームはグループリーグ3試合をプレーすると計450万スイス・フラン
決勝トーナメント1回戦は、160万スイス・フラン
準々決勝が180万スイス・フラン
準決勝と3位決定戦が200万スイス・フラン
決勝戦は準優勝チームが225万スイス・フラン
優勝チームが250万スイス・フラン
優勝チームには合計1240万スイス・フラン支払われることになる。
（６月２１日現在、１スイス・フラン＝￥８１．９６）

大統領の次男が逮捕されたり、韓国サッカー協会会長が
大統領選に立候補するとかしないとか。

開催国である以上、もうちょっとホスト役の意義を考えた方が良いと思う。
国際親善は２の次であるにせよ、日本の各国代表に対するモテナシは国際的に
評価されているようである。観光のアピールをしなくても、自国をアピールできれば
おのずと観光客は増えるはずだ。

韓国＝やるからには　　日本＝どうせ　　という感じなのか？

４年後は予選から戦わなければならない。過剰な期待は禁物である。

最後に。今回、エセ・ナショナリストが街にあふれ、騒ぐだけ騒ぎ、今は嵐の後。
捨てられた日の丸、無残であった。
沖縄はどうだったのだろう？マスコミはその反応を伝えない。
国旗、国歌といったら沖縄という感があるのだが。
次の祝日は、またいつも通り国旗をほとんど目にしないタダの休日なのだろう。

ベッカムといいイタリアチームといい、ミテクレ＆ブランド＆流行大好き＆個性ナシ、ニッポン。
スピードスケートの清水選手がやたら騒がれていたのは何年前だったか・・・